個人的な備忘録<2020年4月>

2020年4月の覚書。

2020/4/8 渋谷

 

一昨年(2020年)のコロナ禍を振り返るシリーズ。

 

2021年中に書き終わるのだろうかと思っていたけど、案の定停滞してしまった。
それでも備忘録として、2020年分は書き残しておこうと思う。

2020年4月は、緊急事態宣言が初めて発出(発令)され、会社からの自宅待機要請がはじまった転換期だった。

 

2020年4月2日(木)

社会人なのに、年度初め当日(4月1日)は有休を取得したため、本日が2020年度初出社。

とはいえコロナ対策で自宅待機とした人も多かったので、10人ほどの座席の島は、スッカスカだった。

別部署に派遣で来ていた友達から、派遣でも特別有休*扱いでシフト勤務がOKになったとの一報もあり。

* 休んでも有給休暇は減らずに給料がきちんと出る。

世の中的には派遣社員だけはフルで出社して、社員しか自宅待機やリモート勤務ができないのでは? という話もあったので、その辺は公平な会社なんだな〜と思った。

 

 

 

2020年4月3日(金)

仕事帰りに職場近くのお店で布マスクの購入予約をして、その足で原宿・竹下通りのビックカメラへ。

道中の竹下通りも臨時休業をしているお店が目立つ。
コロナ前に流行したタピオカミルクティーのお店は営業してはいるものの、客らしき人は誰一人いなく、ブームの終焉を目の当たりにしたような感じ。

山手線で原宿から新宿へ移動。ドン・キホーテをはしごして、やっと見つけたウレタンマスクを購入。

小池百合子都知事から、週末の外出自粛要請が出された。

 

 

 

2020年4月4日(土)

王様のブランチ(テレビ番組)を見たら、レギュラーが4人ほど、自宅などからのリモート出演になっていた。

百合子ちゃん(都知事)のお願いに従って不要不急の外出はせず、 自宅で金子文子と朴烈のDVDを鑑賞。

近代史の知識がなさすぎの自分でも、とても興味深く鑑賞できた。

金子文子と朴烈 [DVD]

 

 

 

2020年4月6日(月)

自宅待機日。(まだリモート用端末支給前)

午前中クリニックに行ったり、その帰りにスーパーやドラッグストアに寄ったと日記に書き残してあり、自宅待機って家で待機してなくてよかったんだっけ? と首を捻るも、もう2年前のことが思い出せないのだった。記憶力低下が著しい。

夕方、安倍晋三首相による緊急事態宣言の事前通告。
4月8日(水)から約1カ月の予定。

物流や金融、スーパー・ドラッグストア、病院などは通常通り。
テレワークができる企業はテレワークを推進。飲み屋など、夜営業の飲食店は休業補償するので休業して欲しいとのこと。

これを書いている2022年現在でも似たような対策をしているので、感染症の予防対策って、治療薬ができない限り、2年経とうが劇的には変わらないのだなと、しみじみ思う。

 

 

 

2020年4月7日(火)

この日は出社。

定時過ぎにやっと部長から、緊急事態宣言下の勤務体制についての連絡あり。出社日は15時に帰宅(早上がり)せよとのこと。

別部署でコールセンター業務に就いている友達は輪番制での出社になるらしく、いまは真正面に人が座らないよう、斜めにずらして座るようにしていると聞いたけど、はてさて斜めに座るって……?(席を間引きしたわけではないとのことなので、力技で机をずらしたのだろうか??)

とはいえ電話業務なので終始喋りっぱなし。しかも窓は開閉できない仕様。
上司に不安があると言ったら、備蓄品のマスクを支給するとか、未設置だったパーティションをつけるなどの一時的な打開策を提示されたとのこと。彼女曰く、旦那さんの会社は即在宅勤務に切り替わったし、マスクももっと早い時期に支給されていたので、それに比べると対応が遅いし判断も遅い! と嘆いていた。

とはいえ現実問題、コールセンターを急に止めるわけにもいかず、フルリモートにする準備なんて整えてはいなかったし、なかなか判断が難しいところだなと。
正直、コールセンター業務ではなくてよかったと思ってしまった。本当にごめん。

 

 

 

2020年4月8日(水)

緊急事態宣言がスタート。
とはいえ通勤電車も駅も、いつもと人出が変わらなかった。(気持ち少ないかな? くらい)

職場の20代の社員さんは、ついこの間まで温泉旅行に行くって楽しそうに言っていたのに、怯えたように15時で上がっていった。

15時に退社すべし……の初日だったけど、通常業務の他にシステム改修が重なって忙しい時期だったので、結局18時に退社。

布マスクを予約していたショップも緊急事態宣言に合わせて臨時休業に入ってしまい、結局マスクは引き取りに行けないままだった。(後日電話が入ったものの、当面店舗に引き取りに行くこともできないため、キャンセル扱いに)

 

 

 

2020年4月9日(木)

出社&21時まで残業。
通勤電車は少し人が減りはじめた。

イタリア拠点の方から日本はどんな状況ですか? とメールあり。
イタリアではすでに1カ月以上自宅待機をしていて、社会復帰が不安……と書いてあったけれど、逆にイタリア政府は徹底してるな〜と感心した。

 

 

 

2020年4月12日(日)

駅前へ買い物に行くと、スーパーなどは普通に買い物客がいた。
駅ビルのテナントは明日から休業となるために、食品関連が半額になっていたり。

想定外の事態(緊急事態宣言)のために、仕入れた商品を売り切るために半額にしたり、このあとの生産数を調整しなければならない……なんてことを考えると、この先が空恐ろしくなったものの、半額の食品はいそいそと購入したのだった。

都内の病院で院内感染発生のニュース。

 

 

 

2020年4月13日(月)

システム改修の担当社員が、就活生のWeb面談で丸一日スケジュールが塞がっていて(一次面接は人事部ではなく、各部の社員が行っている)、先週依頼したバグが解消したのか不明のまま、15時半で退社。

人事部からはもっと出社人数制限をするようお達しが(やっと)出たらしく、今後の出社シフトを毎月人事部に提出するルールが策定されたとのこと。 

帰宅後、ネット通販した北海道の食品が到着していた。(物産展も軒並み中止になっていたので応援購入)

 

 

 

2020年4月16日(木)

2日連続自宅待機だったので、久々の出社。

都心に行くほど電車内や駅の人出が減って、朝の通勤時間帯でも空席が生まれていた。 

職場の座席もひとつ飛ばしで使うようになっていて、自席が使えなかったため、同じチームの社員さんの席を借りたら、机の上もパソコンのキーボードもベタベタ汚れていてコロナより怖かった。(その人はいつもお菓子や酒のつまみを食べながら仕事してるのだけど、コロナであろうがなかろうが、ウエットティッシュで拭いて食べて〜! パソコン触るなら〜!! と思った。ちなみにコロナ以前から、部共有のウエットティッシュは設置済み)

システムリリースを遅延させる前提で、自宅待機+週一勤務となった場合の確認あり。
個人メール(Gmailなど)の使用や自宅のパソコンで業務をしてよいかは、まだ決まっていないとのこと。(個人情報は扱っていないのに、なかなか融通がきかない)

そんな最中、同じ部署の友達がしばらく休職することに。

出社日がなかなか合わず、ここ最近の様子は窺えなかったものの、数日前の夜、上司と言葉でやりあっていたなと記憶が甦える。もともとの相性の悪さ、タイミングの悪さもあったのだろうけど、表に感情を出してまで応酬するなんて(上司も感情を抑えていなかったのでびっくりした)、大丈夫かなと思ったんだけど、結局声がかけられないままだった。

 

 

 

2020年4月20日(月)

一応今日から「自宅待機」ではなく「在宅勤務」。しかし自宅パソコンでの業務がOKとはならなかったため、結局何も作業はできず。(上席をCCに入れる必要があるものの、いったん部内での連絡をする分にはGmail使用がOKになったので、メール連絡のみで終了)

ひたすらテレビ(ニュースやワイドショー)を見て寝落ちしてたら、個人携帯に着信あり。
折り返すと、自宅パソコンの環境確認。いよいよ自宅パソコンでの業務がスタートになるのかも?

 

 

 

2020年4月21日(火)

出社すると、社員食堂のレイアウトが変更されていた。(対面できないよう、一列配置のレイアウトへ)

ようやく自宅パソコンでの業務がOKになった。

 

 

 

2020年4月23日(木)

在宅勤務。

一応まじめに仕事しているのに、職場の文句ガールから怒涛のLINE攻撃が。
内容は、在宅勤務中にモニターアンケートなどをすると良いよ、と言ったセールストーク。暇なら業務に関係のあるWebサイトでもチェックしてくださいと返信したらピタッと止まった。
(いや業務に関係あるんで、携わったサービスをどこで告知しているのか、いまのうちに見ておいて欲しいって理由から本気で言ったんだけど)

在宅勤務は、誰も見ていないからこそサボるのも自分次第だけど、せめて人を巻き込むのだけは勘弁してほしいなと思いつつ、2022年のいまでも、休暇中のLINE攻撃も業務中のチャット攻撃も止まないのだった。もう諦めるしかない。

 

 

 

2020年4月25日(土)

お久しぶりの美容院。
施術スペースはビニールカーテンで区切られるようになっていて、施術中に付け替えるマスク(不織布マスクは手に入りにくい時期だったので、キッチンペーパーで作られていた)まで用意されていた。

駅前に出るとスーパーは営業しているものの、同じビルに入っている別のテナントは休業中。それでも緊急事態宣言前と変わらないくらいの人出だった。

飲み屋などの飲食店(主に夜営業)が多い通りに足を運ぶと、お弁当の販売をはじめていた。とにかく自分の頭で考えて、今できることをやるという意思が伝わってきて、頭が下がる思いだった。

 

 

 

■その他の記憶に残っているニュース

2020年4月23日(木)

岡江久美子が、新型コロナウイルスによる肺炎のため、都内の病院で死亡したと発表された。